日本人インターンによるセブ島留学情報

今回からは、フィリピン セブ島での語学留学について書いていきたいと思います。結論から言ってしますと、僕はセブ島留学を猛烈におすすめします。特にこれまで留学したことがない方や、英語学習初心者の方にぜひ来てほしいと考えています。僕はいまセブのとある語学学校でインターンとして働いています。またその前は留学生として留学していたので、セブ島留学を生徒とスタッフの両方の視点から経験してきました。なのでセブ島留学のリアルなメリット、デメリットについてみなさんにご紹介できるのではないかと思っています。それでは、そもそもセブ島留学ってどんな感じなの?というところから始めていきましょう。

 

セブ島留学のメリット

①マンツーマンスタイルの授業が主流で、とにかくスピーキングを伸ばせる

セブ島留学ではマンツーマンの授業が主流です。学校にもよりますが、1日6時間前後、小さな教室またはオープンスペースで先生と1対1のレッスンを受けることができます。英語が話せるようになりたいなら、とにかくたくさん話す機会を作るということが重要です。マンツーマンの授業なら、どんなに英語が下手でも話さざるを得ません。1コマ50分の授業なら20分程度は自分が話すことができます。(カリキュラムによって変わってきます。自分の裁量でコントロールすることもできます)またどんなに下手な英語を話しても、先生以外誰も聞いていないので、誰にも笑われる心配がありません。僕を含めて日本人はシャイな人が多いですから、好きなだけ堂々と失敗できるこの環境は日本人に最適かと思います。セブ留学の最大のメリットはこのマンツーマンスタイルの授業です。

語学留学というとアメリカやカナダ、オーストラリアなどを思い浮かべられるかもしれませんが、それらの国はグループレッスンが主流です。多くの学校では15人前後の生徒に対して1人の先生で授業が行われているので、1コマ50分の授業でも2-3分程度しか英語を話す機会がないのではないでしょうか。単純に話せる時間を比べても、どちらの環境で勉強したほうが英語が話せるようになるのかは一目瞭然ではないかと思います。

 

②費用が安い(欧米留学の半分から3分の1程度)

留学を考えたときに、費用がネックになってなかなか踏み出せない人も多いと思いますが、セブ留学はその点もクリアしています。学校やコースにもよりますが、1カ月で20万円前後で留学することができます。これは欧米留学の半額以下の値段になるので、コスト面でも非常に魅力的なのではないでしょうか。物価も安いので、休みの日にビーチに行ったり、ダイビングなどのマリンスポーツをすることなども驚くほど安い値段で楽しむことができます。

 

セブ島留学のデメリット

①フィリピン人の英語の発音は訛っている

フィリピン人はタガログ語、ビサヤ語などを母語としており英語のネイティブではないので、発音がネイティブのものとは違います。しかし、この点に関しては自論があるので反論させていただきたいのですが、多くの人にとってこれはデメリットではありません。訛っていようと、正しい発音で話せていればネイティブとも円滑にコミュニケーションが取れます。多くの欧米企業がフィリピンにコールセンターを置くのも、フィリピン人の英語がグローバルに通用する証ではないでしょうか。また、ノンネイティブはどこで英語を覚えようと母語の影響を大きく受けることになります。日本人はフィリピンで英語を勉強してもフィリピン人訛りにはなりません。日本人訛りで話します。ただ、どうしてもカナダ訛りの英語を身に着けるということが優先順位の上位にくる方は、長期でカナダに行くしかないでしょう。僕もカナダ訛りに憧れているので、気持ちは理解できます。(ですが、僕はこれは外国人が日本語を学ぶのに東京で標準語を覚えるか、大阪で関西弁を覚えるか程度の違いだと思っています。要はあまり重要じゃないということです。正しい文法で話せること、単語をたくさん知っていてその場に適切な表現ができることのほうが重要だと思います)

 

②治安が悪い

日本と比較するとどの国へ行っても治安は悪くなりますが、セブでは特にスリや置き引きなどの軽犯罪が多発しています。財布やスマートフォンを掏られたという生徒さんが毎週のようにいるのが現実です。ですが多くの場合ポケットに入れていた、カバンを置いたままにしておいたなど、生徒さんの油断から発生している事例も多いです。日本とは違うんだということを常に意識して注意しておけば、避けられる問題だと思います。

 

③生活環境が悪い

食事、宿泊施設、インターネットに関しては期待しないでください。食事は多くの場合、語学学校で食べることになると思います。しかし、フィリピン人シェフが作ると大抵の料理は日本人からすると味が濃すぎる、脂っこすぎる料理になりますし、ご飯も日本米と比べてパサパサしていて美味しくありません。レストランで外食すれば美味しい食事食べることもできますが、物価が安いとはいえそれなりの値段になるので毎日行くことは難しいでしょう。

宿泊施設も語学学校の設備によりますが、多くの場合、綺麗とは言えません。また、セブ全体の水道設備がまだまだ整っていないのでシャワーの水がでないということも多発します。ただ、中には留学期間中ビジネスホテルに泊まって学校に通うようなプランがある学校もあるので、どうしても衛生面が気になるという方はそういう学校を選ぶことで問題は解決できると思います。

インターネットは遅いです。日本のインターネットのスピードに慣れている皆さんからすると、かなりストレスを感じるレベルだと思います。LINE等でのメッセージ送信ぐらいは問題なくできますが、Googleで検索したり、Youtubeを視聴することなどに関しては途中で見る気をなくすぐらいに遅いです。

 

以上がセブ島留学のリアルなメリット、デメリットです。僕がセブ島留学推進派なので多少メリットが多めかもしれませんが。それぐらいおすすめです。少しでも興味のある方はぜひ一歩踏み出して挑戦してみてください。

 

11カ月でTOEICの点数を600点上げるコツ

今回はTOEIC受験後の学習の進め方についてです。TOEICの結果から、みなさん自分のレベルを把握できたと思うので、次は今後の勉強のペースを決めましょう。

 

僕が初めてTOEICを受けたときは255点でした。リスニングパートはPart1の写真描写が数問なんとなく見当つくぐらいで、あとはさっぱり。リーディングに関しては自信もって解答できた問題はありませんでしたね。おそらく皆さんのほうが、僕よりもいい点数を取れているのではないでしょうか。TOEICって4択(Part2に関しては3択)ですしね。

 

そんな僕でも現時点では860点を取りAランク入りを果たしました。TOEIC協会いわく以下のようなレベルになります。

"Aランク 860〜990 

Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。 

自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても 十分な理解とふさわしい表現ができる。

Native Speaker の域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙 ・ 文法 ・ 構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。"

 

この605点(255点から860点まで)を伸ばすのに11カ月かかりました。正確な勉強時間は、70,381分です。時間にすると1,173時間、1日平均3.5時間ほど勉強してきたことになります。なぜこんなに正確な時間がわかるかというと、英語の勉強をする際に毎回スマホのストップウォッチで計って、エクセルで勉強時間を管理していたからです。以下のような形式です。

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というのも、勉強時間とTOEICの点数の伸びには相関関係があります。やり方さえ間違わなければ、誰でもやれば上がるということです。必要時間の算出には以下のサイトを参考にさせていただきました。

TOEICインフォメーション」

http://www.prolingua.co.jp/jjapanese/jjtoeic.html

 

僕はO型です。もともとそんなにまめな性格ではありません。ですが、勉強時間を1分単位で記録するというのは英語学習を継続するうえで、非常に効果のある方法だと思います。特に英語の学習に関しては年単位の時間がかかってくると思いますので、モチベーションの維持が難しいです。自分も3日坊主で続かないんだよなーなんて思う節がありましたら是非やってみてください。継続は力なりです。無理のないペースで確実に継続していきましょう。

次回はTOEICでは何点を目指すべきなのかについて書きたいと思います。

英語を学ぶと決めたあなたへ。まずTOEICで自分のレベルを知りましょう。

こんにちは。今回は英語の勉強を始める覚悟を決めた方へ、何から始めればいいのか書きたいと思います。

僕がおすすめすることは、まずTOEICを受けてみるということです。なぜまだ勉強を始めてもいないのにTOEICを受けるのかというと、目標を立てるためには現状を把握することが必要だからです。TOEICの試験は990点満点で5点刻みに点数が出るのであなたの英語力を正確に判定できると思います。また、毎月開催されていて、受験料もほかの英語の試験よりも安いので、定期的に受けて学習のペースメーカーにできるところも、おすすめのポイントです。

 

みなさん義務教育で中学高校の6年間は英語の授業を受けていていると思います。大学受験された方は基本的な単語、文法等みっちり勉強しているかもしれません。そういった場合、これまでTOEICを受けたことのない人でも、いきなり高得点が取れるかもしれません。また反対に、最低ランクの200点から300点ぐらいの点数を取る人もいると思います。(安心してください、僕も大学に入学して初めて受けたTOEICは255点でした。)ですので怖がらず、まずは受験してみて自分のレベルを確認してみましょう。

 

TOEICはリスニング、リーディングの問題しかないから、話せるようになりたい私には必要じゃない。」なんていう方もいらっしゃるかもしれませんが、僕はTOEICの勉強はスピーキング能力をあげる効果もあると思います。というより、英語が話せる人でTOEICの点数が低い人を見たことがありません。「TOEICの点数は低いけど、私英語しゃべれます。」という人の英語は大抵文法がめちゃくちゃで理解しずらいです。そういう人は話せてるのではなくて、聞く側が理解してあげようと努力して会話を成り立たたせてあげているということに気付いて欲しいです。

 

TOEICの点数は高いけど、話すのは全くダメ。という人もいらっしゃいますが、そういう方は単に話す練習をしてこなかっただけで、単語、文法の知識はあります。海外留学、オンライン英会話等で話すトレーニングをすればすぐに話せるようになります。(僕は今、セブの語学学校で働いているのですが、単語、文法のバックグラウンドがある人とない人では、話せるようになる期間が驚くほど違います)

 

ここまで読んで頂いてTOEIC受けてみようかなーと思っていただいた方。今すぐTOEICでググって来月のTOEICを申し込んでしまいましょう。鉄は熱いうちに打てです。先延ばしにしたら絶対に受験せずに終わります。また、受験してから結果が返ってくるまでに1カ月近くかかりますので、今すぐ申し込んで来月の試験を受けても結果を受け取るのは更に1カ月先になってしまいます。成功する人としない人の違いは、すぐ行動できるかどうかにかかっていると思いますよ。

次回は、TOEIC受験後の学習の進め方について書きたいと思います。