我流でも3カ月で英語が話せるようになった台湾人

今日は台湾人の生徒さんがちょっと変わった勉強法をしていたので紹介したいと思います。つい最近友達になった彼はかなり英語が流暢に話せます。留学して3カ月になると言っていましたが、セブ島留学に来る前は全く話せなかったと言っています。たまたま僕も同じ先生に担当してもらっていたので、聞いてみたらどうやら本当に全く話せないレベルだったようです。

 

3カ月でこんなに話せるようになるなんて、どんな勉強法でやってきたんだろうと興味をもったので聞いてみると、彼は一切学校の用意するテキストを使っていないと言います。彼の勉強法はまず1日に10個の単語を用意します。単語帳の中から自分で選んでいるそうです。そして授業中はテキストを使わずにひたすらフリートークをするそうです。ですが、この際に事前にピックアップした単語を会話の中で使う、むしろねじ込むことを常に意識して話すという方法でした。

 

正直、この方法は万人におすすめできるものではないかなと思います。そもそも50分の授業をフリートークするのって結構大変です。話題が尽きます。もしくはおしゃべりなフィリピン人の先生がひたすらしゃべって生徒さんは聞いてるだけになってしまうパターンが想像できます。ですが、ここは彼の元来のおしゃべりな性格が功を奏しているのでしょう。会話に困ったことはないそうです。そして話している最中に講師に間違いを指摘されたときは、聞き流さずノートにその文章を書き込むそうです。見せてもらったのですが、とてもきれいにまとめていました。3カ月で大学ノート3冊は埋まってしまいもう4冊目に突入したとのことです。

 

僕が最近思うことですが、英会話を学ぶにおいて重要なことはどのテキストを使うのかや、誰から教えてもらうのかではありません。いかに自分が主体的に授業に取り組むかに尽きます。彼のような我流でも学ぶということに貪欲に授業を自分で作り上げていくという姿勢は、驚くような効果につながります。僕も最近はテキストを使用せずに自分の興味のあることや将来の仕事に関連しそうなことについて調べて、それを英語で話すのを講師に聞いてもらい、それについて議論するという独自のスタイルで進めています。

 

語学学校に入学したら基本的にはお客様扱いされます。予習復習していなくても授業は受けられますので、いくらでもなまけられます。ですが、その責任がない分、結果も自分次第です。受け身にならずに頭を働かせて能動的に授業を作ることが重要だと再確認できた1日でした。